夏雪ランデブーあらすじ(ネタバレ?)六花と篤と葉月

ランデブー(フランス語で「rendez vous」と書く)という言葉が気になってこのマンガを読んでみた。恋人同士が会う、待ち合わせをして会う(人と会う約束する)意味。昔はデート、今は待ち合わせの意味で使われるそうだが今ではデートとしての意味はほぼ使われていない。で、どんな話なのかな?

夏雪ランデブーあらすじ(ネタバレ?)バイトの葉月くん

花屋の店長、島尾六花(しまお・ろっか)30歳に一目ぼれした、目つきの悪い葉月亮介(はづき・りょうすけ)22歳の恋愛のお話し。

葉月は一目ぼれしたフラワ―ショップSHIMAOの店長(六花)の花屋に週休2日で通い続け常連客となっていたころ、バイト募集の貼り紙を見つけチャンス到来とばかりにバイトを始め、六花のそばにいられることになった。(店に通ったかいがあったね!やっぱり行動することでチャンスはつかめるんですね!)

SHIMAOで一緒にバイトしているアッコちゃんという女の子が結婚するためバイトを辞めるので六花と葉月とアッコちゃんの三人で送る会を店の二階で開くことにした。

送る会とは別に夜飲みに行ったときアッコちゃんの出会いの話から六花の話になったとき、六花が「私には浮いた話は金輪際(こんりんざい)ない」と言ったのでそばにいる葉月は対象外となってしまった。そばにいられるだけで幸せだったのが逆に非常に不愉快になってしまった。


夏雪ランデブーあらすじ(ネタバレ)六花は後家!?

葉月と六花は飲みに行った日に送る会で渡すアッコちゃんへのプレゼントを次の日買いに行く約束をした。葉月は約束の時間にお店に行くと気安く家に上げてくれた。(少しは意識してほしいところだと心でつぶやきながら)

家に上がるといきなりそこには下着姿パンツ一枚の男の人がいて「六花のこと好きなのか」と聞いてきた。

六花には男がいるんじゃないか!なんの説明もない六花に複雑な思いを抱いて買い物どころじゃない。

葉月は六花に「買い物は別々に行こう」と言って家を出た。六花も急に葉月が帰ると言い出して追いかけるけれど。

送る会の日家に行くと葉月は内心「すぐにでも辞めたい、下心でバイトなんて選ぶべきじゃなかった」と後悔していた。

夏雪ランデブーネタバレ?後家に恋するバイトくんと成仏できない元旦那

タバコを吸いにベランダに出た葉月の横にこの間家にいた男がいた。「いつからそこにいたの」と驚いて聞くと、その男は「三年前から」と答えた。

え!!三年前ってどういうこと?

「やっぱりキミ見えるんだ」とその男は死んでしまった六花の元旦那だった。ずっとこの家にいたけど他人に認識されたのは葉月が初めてだった。

葉月は家にいた男は幽霊の元旦那で、六花は後家だと知る。

過去に六花は結婚していて、元旦那さんの島尾篤(しまお・あつし)の事が大好きだった。旦那さんは小さい頃から身体が弱く入退院を繰り返していた。高熱のせいで右耳が少し遠かった。だから六花ちゃんの右側が篤の定位置になっていた。

でも葉月にその定位置を奪われそうになっていく。

「六花ちゃんを幸せにしたい」と元旦那の篤はいう。ちっとも怖がらない葉月に「君の体が欲しい」と。これから先のお話の中で葉月は体を奪われてしまうのか!?

葉月は篤に邪魔されながらも六花に告白をしてだんだん距離をつめていく。

三人の関係がどうなっていくのか摩訶不思議な世界がとても面白そうです。


夏雪ランデブーを読んで 感想

河内遥先生の書かれるお花の絵がとても繊細で綺麗です。一つ一つ大切に丁寧に描かれている花を見て花の美しさだけではなく、かわいさと強さとはかなさをより感じました。

人間も地球に咲く花ですね。色々な花や人間がいてこそですね。

河内遥先生がこのマンガで伝えたかったのは、、、。

最初に篤が語った「置き去りってした方とされた方どっちがくるしいと思う?」の問いの答えの正解はわからない。

私も20歳の時に父が他界したとき泣ける前に信じられなくて笑った。うそでしょって。本当に悲しい時はすぐには泣けないとその時知りました。

現実だと実感できたときようやく嗚咽と共に涙と鼻水は止まらず悲しみも溢れてくる。

父の死を悲しむよりも遺品を品定めして笑顔で話す親戚を見てむなしかった。

悲しむ気持ちとやけに冷静になる自分の気持ちと折り合いをつけながらこんなものかと現実を受け止める。

それでも父の事を考えるととめどなく涙は出る出る。どこで涙はつくられてるんだとか思いながら。

でも泣くだけ泣いた方がいいそうだ。我慢しないでいい。泣いて泣いて泣いて。

私には姉が二人いたので三人で泣いた。悲しみをお互いに共感できたのは幸いだったと思う。

ごはんもあまり食べられなかった。でも何日かするとおなかがすくんだよね。父はもうごはん食べられないのに「ごはん食べてごめんねって」泣きながら姉と食べたことを思い出しました。

生前の父の話をしながら泣きながら笑い、時は過ぎていく。どれくらい泣いたのかも忘れるくらい時は流れましたが、思い出すとやはり胸がいっぱいになります。

どんなつらいことがあっても、何事もなかったように明日はくるんです。

当たり前の日常に感謝することを忘れずにいます。

ちなみに父は成仏してくれていると思います!!

された方が幸せでいる事を置き去りにした方が望むことだと思うから幸せであるように笑顔で過ごせるように私はしたいと思っている。

置き去りにした方に自分が恥ずかしくないように、時につらい時もあるけれどくじけないように前を向いて歩いて行こうと決めている。

手を合わせ空を見上げる。お父さん私強くなったでしょ!!心配しないでいいよ。

世界中の人の心が穏やかで花のようにうつくしく咲きほこれますように!

後家という言葉を辞書で調べてみた。夫に死別し、再婚しないで暮らしている女性。

デジタル大辞泉 引用

夏雪ランデブー まとめ

後家になってしまったお花屋さんの店長を若いバイトの男の子が好きになってしまった。店長が好きで告白する。バイト君には幽霊として存在している元旦那さん見えて話せてしまう。二人の仲を邪魔をしてくる元旦那さん。店長も若い男の子の思いに戸惑うけれどだんだん惹かれていく。そんな三人の関係が昔描いた旦那さんの物語になぞられていくファンタジックはマンガです。大好きだった旦那さんに対する気持ちと元旦那さんが妻を想う気持ちにココロヲツカマレマシタ。

ジャンル 恋愛

作者   河内 遥

出版社  祥伝社

掲載誌  FEEL YOUNG

レーベル Feelコミックス

掲載期間 2009年7月~2012年1月

巻数   全4巻

 


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